『相手は自分の鏡』
こんな風に言われているのをよく耳にするようになった。
自分が不快感を抱いたり、気に入らないと思う相手は、
実は自分の思いを具現化した存在であって、
その嫌な相手からこそ自分の思いを知ることができる。
相手は自分の嫌なところを演じてくれているのだから、
逆に感謝するべき相手なのだ。
最初このようなことを聞いた時、
正直”なんのこっちゃ?”という感じだった。
それが、何度も何度も同じようなことを聞くうちに、
頭では理解できるようになった。
頭で理解できるようになるというのは、
人にはそれを当てはめて、人にはそれを伝える。
「自分の中にそういうところを嫌っているところはない?」
「人の許せない部分は自分の許せない部分だったりするんだよ。」
最もらしく、わかってる風に伝えてた。
それなのに、自分には当てはめていない。
嫌なものは嫌のままだった。
これは頭でしか理解しておらず、
心としては理解していなかったということだろう。
体感できておらず、本当の理解には至っていなかった。
それが、先日ようやく私もわかった気がした。
不快感を抱いていた相手がいて、しばらく会わずにいた。
でも先日、久しぶりに会う機会があり話をしてみたら、
ちっとも嫌なところなんてない。
この違いはなんなのか?
相手が変わったのか?
相手は私の鏡。私の何が変わったのか?
まずは、相手の何が気に入らなかったのかを考えてみた。
それは、方針がはっきりてしないところだった。
のらりくらりで、急に方向転換をして周りを振り回すこと。
振り回されても楽しくやっている人もいた。
私は、不快感でしかなかった。
でも、それを考えてみてハッとした。
自分じゃないか!
やりたいことはたくさんある。
こんなことができたらいいな、という思いもある。
でもそれは全てぼんやり。
こうしていくんだ、というはっきりとした道が見えずにいた。
最近になってようやく、道筋が見えてきた。
そのためにやるべきことも見えてきた。
そうなってから会ってみると、相手は別人のようだった。
逆に力を貸してくれる協力者となってくれた。
あぁ、こういうことなのか。
ようやく本当の意味で理解できたきがした。
相手になんだかざわつく点が見えた時、
自分を顧みるチャンスがやってきたのだと喜び、
じっくり自分の気持ちにじっくり耳を傾けてみる。
そして、見せてくれてありがとうと相手に感謝する。
今回私は気づくことができたけれど、
やっぱりまだまだエゴが強いので、
全てのことをこんな風に理解できるかはまだ自信がないが、
みんながこれが当たり前のこととして捉えられるようになったなら、
世界に幸せが広がっていくだろうな。
自分を見ていくって、全ての基本なんだと改めて思った。
自分に目を向ける時間を作る大切さをもっともっと
多くの方に知っていただき、
そういう時間を作る場を提供するサロンであることを、
認知してもらえるように活動していこう。
気になる方は、来年は是非、お待ちしています。
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