『宇宙元旦』という言葉が当たり前のように使われるようになった

3月21日。

私にとっては母の葬儀が行われた日。

義妹の誕生日。

19年前、暖かいけどちょっと風が強かった。

亡くなったのは19日で、病院から一度家に戻ってきた。

死化粧をしてもらったら、母のトレードマークである大きめの鼻が

キュッと窄められていて、家族で「これじゃお母さんじゃないね。」

と、笑った。

7年間の闘病生活。その間に開頭手術は3回。

途中で、言葉がうまく話せなくなったり、

右半身が不随になってしまったり。

悲しいこと、辛いこともいっぱいあったけれど、

いつでも前向きで、頑張り屋。

周りを笑顔にしてくれていた。

私も弟も結婚をし、亡くなる2ヶ月前には長男が産まれ、

孫を抱っこすることができて、笑顔でこの世を去っていった。

母がいなくなってしまったことは、

とっても寂しく涙もたくさん出たけれど、

7年間の辛い闘病生活から解放されてよかったね。

私たち家族ができることはやり尽くしたかな。

そんな思いもあって、

母も私たち家族も満たされた気持ちでお別れできた気がする。

この世を去る側も、残される側にも後悔を残して欲しくない。

自分の経験からそう思う。

そして、今となっては死の捉え方も変わってきた。

そんな経験を生かして、もっと積極的にターミナルケアに

携わっていきたいと思っている。

宇宙元旦。

母を思いながら、自分の今後を考えた1日だった。

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